「猫」はダンスロックバンドDISHの10作目のシングル(2017年8月)のB面の曲で
あいみょんが作詞作曲して提供した。
youtubeの動画は7000万回再生(2020年11月現在)など好評につき2020年11月、この「猫」をベースにしてドラマ化。
実は私は最近、生徒さんからのリクエストで知ったのですが(おっさんだから)
初めて聞いたとき、グッと来ましたもん。すごいねぇ、あいみょんは。
DISHの北村匠海さんは高音ミドルボイスの持ち主なので「E♭」のキーでキレイに歌い上げてます。
これ、ちょっと普通の男性には無理な音域なのです。
出だしのAメロは低く始まるのでイケるかと思いきや、サビでひ~~っとなる。
3つ(半音を)落として「C」でも畳みかける高音のサビはキツイ。
もう半音落としたい。「B」か「B♭」が気持ちよく歌える。
セルフカバーしたあいみょんのキーは「F#」。
ギターで伴奏する場合、全弦を半音ずつ落として「G」でプレイするか
カポ4の「D」でプレイするか。「D」だとF#mやBmが頻発したりする、カポ4で窮屈なところに。
前置きが長くなりました。
今回提案するコード譜はこちら
歌詞が長いので字が小さくなってしまった。
要するに「G」のキーで伴奏できれば、あとはカポでそれぞれに合ったキーに設定できるのです。
動画はこちら
もうひとつのメリットはコードが簡単になること。
バレーコードは一つも出てきません。
難しいストロークもいらないし、イントロや間奏はなくてもカッコいいです。
なにしろ歌に力があるので、ギターはシンプルで簡単にして歌の練習に精を出しましょう。
おいしい音域は人によって違います。
無理して高いキーで歌っている人は裏声が多くて、力もなく音程も安定しないので聞き苦しくなったりします。
低いところに「勝負声」を持っている人はたくさんいます。
原曲キーにこだわらず、聞いてる人が安心できる音域で自信をもって歌いましょう。
この「原曲キーにこだわらない」ってことに気づくだけで一気に弾き語りの世界が広がるはずです。
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