「バー」の種類は大きく分けて2つです。「オーセンティックバー」と「ショットバー」
格式高い「オーセンティックバー」
例えば「オーセンティックバー」。オーセンティックとは「本物の」とか「正式な」という意味。ホテルの中のバーをイメージするとわかりやすいですね。
薄暗くて、内装がしっかりおしゃれで、ピシッと蝶ネクタイのバーテンダーさんがたたずんで、カクテルや各お酒の銘柄が豊富。だいたいメニューはなく、バーテンダーと相談しながら飲むお酒を決める。だからといって緊張バリバリかというとそうでもなく、落ち着いてゆったりとお酒と大人の会話を楽しめる空間なのです。
下衆なことを言うとお値段はそこそこします。メニューがないので価格もわからない。お会計時はドキドキものです。
でもバーテンダーさんはしっかりスキルを習得してますし、お酒もグラスも氷も場所もこだわってますからね。対価として高価なのは当然です。
その雰囲気を崩さないためにも、最低限のマナーがあります。Tシャツ、サンダルでは入れません。大声で笑ったり、はしゃいだりもダメです。
ある意味、そういうコンセプトですね。「おいしいお酒を最高の雰囲気で味わえる」というコンセプト。それを望むお客さんの満足度は高いことでしょう。
「ショットバー」が現実的
そしてもうひとつ「ショットバー」
「ショットバー」の「ショット」は「一杯」と言う意味。どんなお酒もグラスで出しますよってバーのこと。
オーセンティックバーがボトルキープみたいなシステムを採用してたので、庶民のため低価格で飲めるバーを個人店として開こうとした人たちが「ショットバー」とジャンル付けしたようです。
それほどスキルのない人たちが気楽に開業できて、50年前、40年前は誰でも成功したようです。元ショットバーのマスターが私の店にもいらして成功談を語っていきます。何人もおられます。もう70歳代、80歳代です。故人になられた方も。古き良き時代の話です。
※今は「ショットバー」というだけでは成功しません。何か集客できる別のコンセプトが必要です。このブログのテーマがそれなのです。
「失敗しない小さなバー」はこの「ショットバー」がベースです。
しかも相当カジュアルな「ショットバー」。そんなカジュアルなショットバーにマスターのバーテンダーとしてのスキルは要りません。最低限で良いのです。スキルと呼べるほどのもじゃなくて良いのです。
氷は製氷機の立方体のものをガラガラっと。あるいはコンビニやスーパーの袋入り氷。
グラスやコップは100円均一やヤフオク、メルカリで揃えればOK。
マスターの服装もTシャツにバンダナ、サンダルでOK。
お客さんのドレスコードもありません。
大声で笑っても、叫んでもいいんです。
だから安い席料(500円)安いドリンク代(1杯500円均一)でいけるんです。
そんなバー、あったらいいと思いません?
そんな「ショットバー」をベースにこれからコンセプトを考えていきましょう!
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