コンセプト例:「自転車バー」の場合

自転車バー看板コンセプト

昨日は「朗読バー」なるケッタイなコンセプトの例を挙げて妄想してみました。楽しかったです。今回はスポーツ自転車をコンセプトにした「自転車バー」で妄想にふけってみます。みなさんもご一緒にどうぞ。

スポーツ自転車が好き

スポーツ自転車(クロスバイクやロードバイク)というのは、ママチャリに乗れる人なら誰でも乗れます。ダイエットの効果もあるし、何より爽快!坂を登りきった時の達成感。仲間と走る連帯感。人力のみで走る自転車は環境に優しいし、スポーツ自転車に乗る人はきちんとヘルメットを着用して車道の左側を走行します。目視や手信号もしっかり安全走行です。

ここまで書いた時点で、もう当てはまらなくなった人が大勢いることでしょう。まぁハマればハマるほど楽しくて身体も健康体になるのがスポーツ自転車なのです。

自転車屋さんに溜まるのは少数

そんな愛好家の溜まり場は大抵自転車屋さん。チームを組んでレースに参加したり、みんなで山に登ったり、琵琶湖一周したり、と自転車屋さんで盛り上がっています。でもこの層はごく少数。そんな積極的な参加はできないけど、スポーツ自転車に乗っててSNSなんかでその成果をあげて楽しんでいる人とか、片道10kmの通勤にクロスバイクを使ってて通勤自転車にハマってるだけとか、さまざま。

リアルな自転車仲間を求めて

そんな人たちは自転車仲間を作りたい!自転車の話だけで気楽に盛り上がる溜まり場が欲しい!なんて思ってるはずなんです。

自転車バーOPEN!

そんな自転車ファンのひとりであるマスターが「自転車バー クロモリん」なるバーを立ち上げました。

駅からは相当離れてますが心配無用、みなさん自転車でやって来ます。

自転車バー間取り

カウンターにテーブル、何より目を引くのは片隅に設置してあるローラー台に乗ったロードバイク。もちろんクロモリ製。

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感想(1件)


(クロモリ製は安価な鉄の成分が殆どなので、カーボンやアルミに比べてフレームが細身で渋く比較的安価なので根強いファンが多いのだ。)このローラー台のロードバイクは誰でも乗ってOK。ペダルはビンディングタイプではなく誰でも普通の靴で漕げるようにフラットペダル。

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20分も漕げば汗だくになります。正面から扇風機(天井に設置)も回して風代わりです。このローラー台で汗をかく目的でバーに来る人も少なくないのです。その汗を流せるシャワールームも完備しています。1人用ですが。タオルや石鹸シャンプーなどは各自持ち込み。大抵の人は汗を流すだけ、カラダを拭くタオルだけ持って来てビニール袋に入れて持ち帰ります。ローラー台で漕いでいるときから各自のタオルは必要ですから、2枚持って来るのが吉です。

自転車バー

大きめのモニター画面に流れるツールドフランスの映像を眺めながら、コーヒーを飲んで、仲間と自転車談義、そしてローラー台の自転車を漕いで。「順番次俺だからねー」

お酒を飲む人は自転車に乗ってはいけないので殆どの人はソフトドリンクです。

本棚には自転車関連の本や観光ガイドの雑誌など、みなさん自由に読んでいいのです。

サイクリングの帰りに

常連の中年男性がマスターにお願いします。

「ねぇマスター。今度仲間5人とサイクリング行くんだけど、帰りにみんなでここに寄っていい?家に帰る前にここでのんびりして、おしゃべりしつつコーヒー飲みつつ順番にシャワー浴びてさ。夕方4時ごろなんだけど、開けてくれない?」

「いいですねぇ!開けますよ。念のため3時ごろには待機してますね。席料の500円はいただきますよ。お土産話ボクにも聞かせてくださいね」

自転車の魅力を広めよう

また別の若い女性がマスターに話しかけます。

「ねーマスター、友だちにロードバイクすすめたいんだけど、この店連れて来てあのローラー台のクロモリくんに乗せてハマってもらおうと思ってるんだけどどうかな?」

「いいねー。ちょっとサドル下げてあげてね。仲間になってくれるといいね。今度の浜名湖一周イベントにも誘っちゃおう!」

パンクの修理講習会

入口ドアを開ける困った表情の中年の女性。

「マスター!後輪パンクしちゃった。直してくださる?」

「いいっすよ!5分でできますよ。後輪だけ外して持ってこれます?」

店内には空気入れや修理工具、各種電池など置いてあります。

パンク修理の様子を見ていた中年女性がひらめきます。

「そうだ、マスター今度私のサイクリング仲間をここに集めるから、パンク修理の講習会やってくれません?」

「いいですねぇ!お一人につきドリンク代と席料500円でやりますよ。」

「やったー!日にちはいつにしましょう?」

なんて楽しい「自転車バー クロモリん」の夜はふけるのであった。

誰か自転車バー開いてください。絶対私通い詰めるから。

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