【ギター初心者用】目から鱗の指弾きアルペジオのコツ6点【教えてもらわないと分からない】

ギターコラム

今回は指弾き8拍子のアルペジオのコツを紹介します。
前回「練習動画」をアップしました。

【レッスン動画】基本指引きアルペジオ習得「イムジン河」
4本指を使って分散和音を奏でるアルペジオ。 難しそうに思われている節がありますが、 このブログで「ジャンジャカジャカジャカ」をマスターしたあなたなら「簡単」です。 この記事ではささっと動画を紹介するだけにしておきます。 次回「指引き...

この記事を読んでから取り組むとより上達が早くなります。

それぞれの指の担当弦は決まっている

4、5、6弦のベース音担当は親指です。

まず親指のベース音をまず憶えましょう。

繰り返し練習すると左手のコードに連動して無意識のうちに適切なベース音をはじけるようになります。
親指にひと人格持たせるような感じです。

そしてその他の指は
3弦人差し指
2弦中指
1弦薬指

弾けている人はみんな反復練習してカラダで覚えています。

それぞれの弦にちょっと触れたりして確認。弾くときは少しだけ弦から離して待機です。
小指は薬指に添えるイメージ。
目で確認しなくてもそれぞれの定位置に指が添えられるようになりましょう。

ハジく瞬間第一関節を曲げないこと

「独学でギターが弾けるようになった」という人たちの指引きアルペジオは音が濁っています。
こんな風に親指の第一関節が曲がってませんか?

この形だとリズムに乗ったベース音を出すまでに相当の修練が必要です。
オススメしません。
他の指も第一関節で弾こうとしてませんか?

小指を安定のためにボディにつけて、弦を下からハジこうとする。
当然第一関節に頼ってしまう。
確かに独学の人によく見られる弾き方ですが、まず音量が出てません。
音量を出そうとするときれいな音が出ません。「びちん、びちっ」みたいな嫌な音になります。
狙ってこういう音を出す場合もありますが、初心者にはオススメできません。
それにやはり習得に時間がかかります。いろいろ損です。

指の付け根と第2関節を意識するのが常識

言葉では伝えづらいので画像を作りました。

力点として意識するのはこんな感じです。
あ、ちょうどマウスが写ってますね。マウスをクリックする感じです。
ピアノの鍵盤をハジく感じに近いです。
そうすることでこういうフォームになります。

手のひらで何かが挟める握り。(第一関節をぐっと曲げる弾き方だと手のひらが開いてますよね)
こうすることで音の強弱もつけやすくなりますし、
速いスピードのアルペジオも弾けるようになります。

8拍子のリズムを意識すること

一小節の中に8分音符が8個入ってるのが8拍子です。

「タンタンタンタンタンタンタンタン」と同じ長さの単音を8個で
一小節を刻むことを意識して練習します。
そうすることでリズム感と「小節」の感覚が身につきます。
「ジャンジャカジャカジャカ」のストロークをマスターしたひとはこの感覚が身についているので
アルペジオの上達も早いです。
ちなみに1小節の中でコード転換が起こることもよくあります。

爪は伸ばさなくてもいい

クラシックギターは爪で弦をはじきます。史上の天才たちがそういう弾き方をしたからです。
フォークギターも様々な過去の偉人たちの奏法が伝わっています。
爪ではじく弾き方もフィンガーピックをつけて弾き方も伝わってはいます。
(フォークギターは鉄弦ですからあっという間に爪がぼろぼろになるのでコーティングなどの補強が必要です。)
でも指の腹で弾くのが圧倒的に多いです。プロもそうです。
私の場合はこのくらいがベスト

1mmから2mmくらいでしょうか?これで指の腹でのやわらかい音、爪を絡めた硬い音と弾き分けることができます。
短い爪なのでそうは爪先がボロボロになりません。
日常生活もこの長さならごまかせますよね。
(スマホのオンラインゲームのときに邪魔に感じることがあるけども(笑))

コード譜を読めるように意識して練習

弾き語りの伴奏をギターでやる人は5線譜の音符などは見ません。
コードと歌詞が分かれば伴奏できます。

歌詞の上にコードが振ってあるだけの譜面。
たいていの弾き語りの人はこのタイプのコード譜です。
ただしこれだと「小節」が明記されていないため「感覚」で弾き進めていかなければいけません。
私もまったく知らない曲だと、このコード譜を見ただけでは弾けません。
リズムやテンポ、ある程度のメロディをつかんでいればできます。
このタイプのコード譜を見てさらっと弾けるように訓練しましょう。


あとはとにかく「反復反復」です。
この記事の「コツ6点」を意識することで正しい練習法になりますので、
信じて繰り返し繰り返し練習しましょう。

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